イメージは、アスリートにとって重要なツールだ

「イメージは、アスリートにとって重要なツールだ。私は、特別なイベントのときはもちろん、普通の試合の前にも、まるで夢を見るように試合を思い浮かべ、決着のつけ方は違っても、最後は必ず勝つところをイメージした」

「ただし、パンチを受けるところも、めまいを起こしているところと同じようにイメージする。めまいから立ち上がるのをじっと待ち、回復するまではガードをしなくてはならない」

「以前からこうやって試合をイメージすることが自分の役に立っているような気がしていたが、その本当の効果を確信する出来事が起こる」

「それが私の最後の試合になった。二〇〇〇年に行われた日本人ファイター、船木誠勝との一戦だ」

「この試合のチケットは完売、四万人以上が東京ドームに詰めかけテレビ放映は二〇〇〇万人が視聴した」
byヒクソン・グレイシー
