可能性を疑わなかったか、あきらめなかったかということだ

「後になって、船木がそのとき本当に驚いていたことを知った。もし私が自信を持って攻撃的人向かってくることを予想していたら、あれほど隙は与えなかっただろう」

「ところが船木は、試合が終わったも同然だと考えていて、突然の出来事についていけなかった。私が冷静に近づいていったとき、船木には全体が見えていなかった」

「あるいは私を見くびっていた。だから不意打ちを食らったのだ。完敗したように見えた男が、自信たっぷりに攻撃を仕掛けることができたのはなぜだろう」

「だから船木は驚き、私が勝った。確かなのは、私がどれほど自分を疑わなかったか、可能性を疑わなかったか、あきらめなかったかということだ」

「負傷していたにもかかわらず、『ああ、大変なことになった』とは少しも思わなかった」
byヒクソン・グレイシー
