いつも自然体で付き合い、仲間として接してきた

「彼らは路上で演技をしていた。いくらかの金銭を受け取るまでは、悲しく惨めに見せるのに、受け取ったあとは普通の彼に戻り、生き生きとしている」

「そして、人が来るとまた『どうかお恵みを…… 』という役を演じる。この繰り返しだ。彼には、自分の人格とは別の役柄を演じているのだ」

「そして私は私のままだった。ありのままの私は、演技をしている彼ではなく、本当の彼と親しくなった。結局、みずほらしい身なりは、ただの役柄なのだ」

「三人の子供を抱え、塀の下でダンボールの家に住んでいる女の人が、泣きながら施しを求めているのを見ることがある。しかし、誰も恵んでくれそうな人が通らなければ、彼女は子供たちと話をしたり、遊んだり、そんな普通の暮らしに戻るだろう」

「機会があれば、私はそういう人たちに何か渡して話をする。いつも自然体で付き合い、仲間として接してきた」
byヒクソン・グレイシー


