愛がどれほど大きな幸せを運んでくれる

「ブラジル人は幸せでいたいという気持ちの強い国民だ。貧しい人にも活気がある。最も生活レベルの低い人でも、どこからか新聞紙を持ってきてボールをつくり、一日中サッカーをしている。笑い合い、誰かに食べさせてくれと頼み、少々のパンを手に入れて、『やった！』と喜ぶ」

「私は保証する。彼らは幸せだと。そばを通りかかるだけだと不幸に見えるかもしれない。しかしそれは、何か恵んでもらうために演じている役柄だ」

「だから、私は手持ちの現金がないときでも、とりあえず心を開いて『ねえ、今日は持ち合わせがないんだ』と言ってみる。すると話をしてくれる。私に期待しているのはお金ではない」

「おもしろいことに、現金を持っていようと手ぶらだろうと、私たちの付き合いは変わらない。楽しく心温まるふれあいがある。私たちには、いつでも愛が必要だ」

「愛を持って行動をする。愛を込めて仕事をする。自分にも愛情を注ぐ。どんな場面でも、愛がどれほど大きな幸せを運んでくれることを理解してほしい」

byヒクソン・グレイシー