「グレイシーは物理学にとってのアルバート・アインシュタインに匹敵する存在だった。ガードと呼ばれる防御と攻撃を兼ねたポジションをさらに進化させ、背中をつけたまま相手を股に挟んで戦うことで、格闘技を大きく進化させ、背中をつけたまま相手をコントロールし、パンチから身を守るだけでなく、絞め技や関節技で降参(サブミット)させることができた。このポジションはもともと柔道にも存在したが、父は体格に恵まれず、バーリトゥードは暴力性が高かったため、そこに改良と近代化をほどこしたのだ」
byヒクソン・グレイシー

エリオ・グレイシー先生が改良と近代化をほどこしたガードポジション(クローズドガード)はセルフディフェンスです。

最近、UFC288でクロン・グレイシーがクローズドガードを駆使して戦いましたが… サブミットできずに判定で敗れました。

対戦相手のシャルル・ジョーディンはクロンのクローズドガードからセルフディフェンスしエスケープに成功したりと見事な戦い方でした。

しかし、クロン・グレイシーの戦い方は古いと批判されました… 勝ち負けは仕方ないですが批判って… UFCからも競技柔術からも柔術の本質であるセルフディフェンスを失いつつあるのは本当に悲しいことです。