「十三歳のとき、大男にヘッドロックをかけられた。落ち着いて首を守るべきところを、あわてふためきもがいた挙げ句タップしてしまった。ホーウスが見ている前で降参したのが恥ずかしかった」
「家に帰って、彼にお願いした。十分間、自分を絨毯で巻き上げ、どんなに叫んでも出さないでほしい。このときリオは夏で、とても暑かった。絨毯は悪臭を放っていた。巻き上げられた最初の何分かは窒息して死んでしまうかもしれないと思った」
「しかし、覚悟を決めて不快な状況を受け入れると呼吸がゆるやかになり、時間の感覚が消えた。翌日はこれを十五分に延ばし、週末までに恐怖を克服した。この経験から、柔術について教訓を得た」
「ときには脱出することより、窮地の中で可能なかぎり快適な状況を見つけることが大切になる。胸郭をわずかに回転させて呼吸をしやすくするといった小さなことが勝敗を分けるかもしれない。私にとって、これは技術的発見というより精神的発見だった」
byヒクソン・グレイシー
どんなに苦しくても快適ではない窮地に追い込まれても快適な状況を見つけるのが柔術の本質であるセルフディフェンスです… パーキンソン病を患いながらも「神からの贈り物」と言ってのけるヒクソン・グレイシー先生の生き様そのもがセルフディフェンスである柔術なのです♬*\(^o^)/*
https://news.yahoo.co.jp/articles/e95f9b61a1e80765a5883c3caab2a6c60b48b523