「十三歳になるまでの父は体が弱く、運動を禁止されていた。走っただけで倒れてしまうほどだった。ところが、とんでもなく気が強かった。いわゆる″男の中の男”だ。誰かにじろじろ見られれば、『何だ!』と叫んだ。どんな挑戦も喜んで受けた。ひるむことなどなかった」

「それなのに体が小鳥のように弱かったのだ。そういう両極端な面を持った男が、格闘技に出会ったとき、体の中で何かのスイッチが入った。どんな相手とでも互角に闘えるかもしれないと思った。誰とでも対等な関係になれる。それからの父は、まったく新しい人生を歩み始めた」

「『体が強くなくても、ちょっとした技術と、てこの原理があれば、誰にも負けないほど強くなれる』。そう信じ、まるで何かに取りつかれたかのように、新しい技を身につけ、練習し、試合をすることだけを繰り返した。それがグレイシー柔術の原点となった。われわれ一家は、そんな父の背中を追いかけてきた」
byヒクソン・グレイシー

1993年にUFC1から世に出たグレイシー柔術… グレイシー一族の柔術家はエリオ・グレイシー先生の背中を見て育ち、エリオ先生の柔術の原点、セルフディフェンスを受け継いでこられました。

エリオ先生の柔術の原点、セルフディフェンスをなくしつつあるBJJやMMA… 原点をなくせば柔術は一部の強者に牛耳られ柔術ではなくなります。

グレイシー柔術が世に出て今年で30年… 今こそ強者に向けてでなく弱者を向いているエリオ・グレイシー先生の柔術の原点であるセルフディフェンスを一般人や弱者に返還する時期にきているのです。