「生まれてから一度も負けていないなどと私は口にしていない。負けたことはある。私が柔術の手ほどきを初めて受けたのは2歳の時だったと父に聞いている。そして初めて柔術の試合をしたのは6歳の時だった」
「その初めての試合で私は判定で負けた。幼心に悔しかったことを、よく憶えている。負けた試合は、もう一つある。14歳の時の柔術の試合で、この時もポイント差によるものだった。それ以降に負けた記憶はない」
「柔術の試合は、10代の頃は、とんでもなく多く経験した。そして16歳の時に初めてバーリ・トゥードの試合に出たんだ。場所はリオ・デ・ジャネイロで、もうその時の対戦相手の名前は忘れてしまったが、確かカポエイラの選手で、私がチョークで決めて勝ったよ」
「14歳の時に2度目の負けを喫して以降、柔術、プロとしてのバーリ・トゥード、そして道場、ガレージでのチャレンジマッチ、街での喧嘩、レスリング、サンボの試合…… 私は多くの戦いを経験した」
「その数は確実に400を超えており、その間には一度も負けていない。だから400戦無敗という言われ方は、決して間違ってはいないんじゃないかな」
byヒクソン・グレイシー