トラスト柔術アカデミー鹿児島・持永木材グレイシー柔術クラス♪

「柔術の試合をすればたいてい、これ以上は耐えられないほどの、大きなストレスを味わうことになる。もちろん普段の暮らしでもストレスはあるだろう。渋滞に巻き込まれる日もあるし、上司ともめる日もあるし、賭け事で大損する日もあるだろう。誰かを怒らせたり、いらいらさせたりするかもしれない。それは確かにストレスだ」

「しかし、生活の中で、死ぬかもしれないと思ったり、息を止められたり、けがをさせられそうになったりするようなことはまずない。自分を攻撃してくる人間を目の前にする恐怖に比べたら、大波に呑まれるほうがましなぐらいだ。どちらも命の危険があることには変わりないが、少なくとも波には人を殺そうという意思はない」

「ところが敵が人間の場合、殺そうという意志を持って向かってくる。頭脳のある敵だ。しかもチェスのように頭脳と頭脳が静かに向き合うのでなく、肉体と肉体が激しくぶつかる。普通の状況では、人間に起こりうる最悪の事態とは、傷つくことだろう。そしてもちろん、その中でも最悪の事態とは、殺されることだ」

「そんなことを避けたいと思うあまり、つい想像もしていなかった行動を取ってしまうかもしれない。その精神的なストレスはかなりのものだ。たちの悪い大男が今にも自分を痛めつけに来ると分かっていることほど、嫌なものはない。そんなストレスに苦しむぐらいなら、仕事で損をしたことを悩んだり、妻が家を出て行ったりするほうがまだましだろう」

「だから、このようなストレスをコントロールすることを学び、どんなストレスも感じなくなることは、人生の中で大いに役に立つ。たとえマイク・タイソンが怒って部屋に飛び込んできたとしても、逆に膝をついて許しを請わせてやると信じられるようになればいい」
byヒクソン・グレイシー

《持永木材(株)》
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