「兄たちみんなにあこがれていたが、ホーウスとホリオンがへウソンの薬物問題を心配しているのを見て彼のことが怖くなり、私は父の非公式のスパイになった」
「へウソンの部屋に行って薬物を見つけては父に渡した。へウソンが間違った道を歩んでいるのは明らかだったが、エリオは彼にも私たちにも自分で道を選ばせた」
「へウソンには、『このままでは取り返しがつかなくなる。それでも、自分のしたいようにすればいい』と言っていた。ある日、父は私に言った」
「『へウソンは道を踏み外しているが、更生できる心はある。それを見つけたら一族のナンバーワンだ』父はつねづね最高の自分であれと発破をかけていたが、それができなくても首を刎ねたりしなかった」
「エリオは独裁者ではなく道師〔マスター〕であり、情熱と愛で人を導く先生だった」
byヒクソン・グレイシー