そういえば、今年の6月で柔術をはじめて25年。

31年前のUFC1でリングスやパンクラスなどU系プロレスのファンだった僕はグレイシー柔術に人生を変えられるほどの衝撃を受けました!

僕は柔術がやりたくてやりたくてしょうがなかったのですが… 地方にいたので25年前に柔術のキャリアをスタートさせました。

おかげさまで柔術に人生を変えられましたが… 最近の柔術はちとおかしい… 本質が軽視されている気がします。
どの武道にもいえてますが… 競技に武道の本質を変えられている気がします。

ヒクソン・グレイシー先生のインビジブル柔術を受け継いでいらっしゃるhidden柔術のヘンリー・エイキンス先生も「ディフェンス志向の強さだ。守りは自信をもたらしてくれる。絶対に一本を取られることがないと分かっていれば、勝ちを確信して試合に臨むことができるだろう。だからヒクソンもポジションやサブミッションの逃れ方を強調する」と仰ってます。

エリオ・グレイシー先生もグレイシー柔術は護身術… セルフディフェンスだと言い切ってます。
僕は、どんな優れた技術よりも、インビジブル柔術やhidden柔術よりも、先ずは身を守るマインドであるセルフディフェンスが最も大事だと考えています。

そして競い合い人を押しのけて上へいく競技よりも、身を守ることを表現・体現し自信を得られる試し合い… 試合が今の柔術には必要だと思っています。

柔術は一部のエリート… 強者よりも、身を守り人生に自信を与えてくれる弱者のセルフディフェンスが最も大事なのだと柔術をはじめて25年経った今確信しています。