「教える側の私にとって、セミナーは骨が折れると同時に胸踊る時間でもある。アームロックやチョークを教えられる柔術の先生はたくさんいるが、私はもっと全体的、多角的な教え方に取り組んでいる」
「私の柔術を学ぶには、目には見えない感覚を磨く必要がある。だから私は自分の実践するものを″インビジブル柔術〟と呼んでいる」
「ベース(バランス)やコネクション(接点)を感覚的に理解できて初めて、生徒には柔術を理解できるのだと思う。この触覚の知識、その基本的な習熟がなければ、世界のあらゆる技術を学んだところで柔術の本質はわからない」
「たとえばウパ(首のブリッジによるエスケープ)を誤ったやり方で何十年かやってきた生徒がたくさんいる」
「どこが間違っているのかを教え、いくつか小さな修正をしてあげると、彼らは新しい武器を手に入れ、私と出会う前にはなかった力を手に帰っていく。教える側にとってはじつに喜ばしいことだ」
byヒクソン・グレイシー