「セミナー終了後、赤帯は金庫にしまい、六十五歳になるまで二度と締めないと誓った。自分にその価値を感じていないのに締めるわけにはいかない」
「赤帯には四十五年が必要という伝統には理由がある。リング上での勝利だけでなく、長年かけて蓄積した知恵と柔術への生涯にわたる献身が認められて初めて締められるものだからだ」
「黒帯になる以前から、チャレンジマッチや道場内大会に至るまで、柔術、サンボ、レスリング、バーリトゥードと生涯を戦いに捧げてきた」
「何試合戦ったのかと訊かれても、どうやって数えたらいいかわからないほどだ。私にとって数は問題ではない。大事なのは、つねに最前線で指揮を執り、柔術代表として全身全霊をかけて戦ってきたことだ」
「もう戦うことはないかもしれないが、私はこれからとずっと武術家、格闘家でありつづけるだろう」
byヒクソン・グレイシー