「私は、物事を表面的にとらえたり、それで優劣をつけたりはしない。人を見た目で判断せず、本当に価値があると思えるものだけを素晴らしいと感じた」
「本当の価値を生み出すことができるのは善良な人間だけだと私は思う。だから、紳士でありながら強い人間でありたい。こうして私は、社会の中でどんな人間でいたいのか、相手にどんな人でいてほしいのかが分かるようになった」
「それは人生に大きな影響を与えた。その理想に近づくために、自分を高め、人との関係を築いてきたのだ。私が常に心がけているのは、どんな取るに足りない小さなことでもかまわないから、必ず相手を褒めるようにしているということだ」
「そうするべきだとずっと信じてきた。もちろん、いろいろな角度から人を見ることもあるが、『こいつの試合運びはまだまだだ。体は細いし、動きがばらばらだ。それでも、頭がいい』『こいつは賢くはないが、意思が強いぞ』『意思が弱くて機転がきかないな。だが動きに無駄がない』」
「長所があれば、それを最大の武器として生かすために、短所や他の特徴を調和させていけばいい。だからいつも、人の良いところを認め、素晴らしい点を見つけて褒めるようにしている。私は人を見下したり、批判ばかりしているような人間にはなりたくないのだ」
byヒクソン・グレイシー