「運で勝負をするのは宝くじだ。いくつか数字を書くだけで、億万長者になれる。では、もしそうなったら、どうだというのだ。ただ神様がウィンクしてくれただけだ」
「ところが、宝くじの当たりを期待するような生き方をしている人は、五十になるころには成功のチャンスは過ぎ去って、惨めな人生をおくっていることだろう。『ああ、宝くじを当てたいなあ』とだけ考えて生きていくことはできない」
「たとえそれがじぶで立てた人生の目標だとしても、毎日数字を書いて、何百年も同じことを繰り返したとしても、きっと当選することはないだろう。それが運というものだ。現実の人生では、目的地にたどり着くためには、戦略を立てなくてはいけない」
「情熱が必要だ。全力を傾けなくてはいけないし、やる気も欠かせない。何かを成功させるために必要なものは、運ではないのだ。物事には、意外と簡単だったり、予想外に難しかったりすることもあるだろう。それでも必ず途中に立ちはだかる困難を乗り越えなくてはいけない」
「では、どうすればいいだろうか。それが伝えたい最も重要なこと、『やれるところまでやってみる』という考え方だ。無駄になるような行動など、この世には一つもない」
「そしておもしろいのは、どんな立場から見てもーーー成功したいと願うゴミ処理業者から、会社の社長、重役、そして主婦まで、どんな人にとってもーーー役に立つ考え方だということだ」
byヒクソン・グレイシー