「友達には、説教をしたり、問題を指摘したり、褒めたりする。人間関係はバランスだ。友達の意見は自分にとって価値があり、自分の意見は友達にとって価値がある。尊敬し、尊敬される関係だ」
「いくら用があるからといって、夜遅い時間に相手の家のドアを叩いたりはせず、『たぶん今寝ているだろうから、起こすのはやめよう』と考えるのが友達だ。お互いを認め合い、尊敬し合う関係になれたら、それが友情というものだ」
「それ以外のものを友情とは呼ばない。仲良くしていても、力関係があったり、どちらかが何かを要求したり、下心があったりすることも多いだろう」
「それは対等ではなく、上下関係だ。私には、心から尊敬する友達は数人しかいないが、彼らはときどき会いにきて、嫌なこともはっきり言ってくれる。それは、私が受け止めて深く心に刻まなくてはいけないことだからだ」
「そして、私も同じことをする。ある日私が夕食をおごれば、次の日はおごってくれる。気持ちの上でも経済的にも対等な関係。その中には、人をあてにする奴などいない」
byヒクソン・グレイシー