先日の宮崎市YAWAY柔術アカデミーでの『GIDĒON & COUNT COMBAT』は素晴らしいグラップリングイベントでした♪

僕たちがやろうとしているグレイシー柔術の「ノーポイント・サブミッションオンリー・ノータイムリミット(長い試合時間)」のセルフディフェンスへの原点回帰は現在の日本では少し飛躍したところがありますが… GIDĒONのルールはセルフディフェンスへの原点回帰と競技化された現代柔術の中間的な立ち位置でよくできているなぁ~って感じました。
このルールだとウチのセルフディフェンスに特化しようとしている柔術家も競技柔術家も出場しやすいです。

僕がセルフディフェンスの原点回帰にこだわるのは弱者が身を守ることの優先順位と戦いにおいて疲れてしまってはいけないことと暴力を中和する技術を柔術で身につけれるようになりたいからです。

上を目指す競争・競技があってもいいと思いますが… そこが柔術のメインになると暴力の中和どころか攻撃的になり暴力を助長する可能性があります。
今の競技柔術の競争で勝ち上がることは暴力やサブミッションを中和するというより必死になって攻撃しサブミッションを極め合うことを促す一種の暴力でもあります。

戦いを見せ物とし生業としてお金を稼ぐプロなら競争・競技はメインになるべきですが… アマチュアである柔術は身を守るライフスキルと自己啓発をメインにするべき武道です。

プロとアマチュアをごっちゃにした武道が多いので、そこの線引きと分けて考えるようになるべきです。
最終的にはバーリトゥード(喧嘩)でもセルフディフェンスで暴力を中和し、勝ちたいのなら身を守りながらチャンスを待てる柔術家を少しでも増やしたいと思ってます。

『GIDĒON & COUNT COMBAT』はアマチュアであるセルフディフェンス柔術とプロフェッショナルなグラップリングに同時にアプローチできる素晴らしいイベントでした♬*\(^o^)/*