「護身術がベースのヒクソン・グレイシー柔術とコンペティション、いわゆる競技柔術とは目的が違う。柔術、セルフディフェンス、MMA、この3つは繋がっている、それが競技柔術との違いだと思う」
by高田伸彦

現在、柔術とセルフディフェンスとMMAは存在していますが、ほぼ繋がりがなくなってきています。

近年、MMAも競技柔術も競技者を増やし分母を増やし、素晴らしい才能が集まってきて、異常なほど高度で強いプレイヤーを生み出していますが… 繋がりがなくなって全くの別物となってしまったので、弱者のセルフディフェンスという柔術の本質がなくなってきています。

「ウチの黒帯30人に好きなポジションから始めさせて脱出し、そのポジションで次々と極められた。全員が。彼のもっとも優れているところは防御力だ。マウントを取ってもバックを取っても極めることは不可能だ」
byジャン・ジャック・マチャド

闘いをサバイブするセルフディフェンス(防御力)ができていないと、どんなに優れた素晴らしい武器を手に入れたとしても、スポーツマンや寝技競技者にはなれても柔術家にはなれません。

ヒクソン先生の闘い方を見てもセルフディフェンスが土台にあって、コネクションがあって、はじめてインビジブル柔術があるような気がする。

順序を間違えると後々苦労するし、強くても柔術を身につけれないかもしれない… 柔術の最も大事な土台は闘いをサバイブしようとする精神と技術であるセルフディフェンスです。

最強ではなくても、非力でも、年齢を重ねても、強くなることができるグレイシー柔術のセルフディフェンスとコネクションとインビジブル柔術は今の世に最も必要な格闘技… 武道ですね!

https://news.yahoo.co.jp/articles/df223888e1208a8301c84b282ea04de3e0f5d730