「まず恐怖をいったん忘れて、やるべきことをすべてやっておくことだ。あとはやってみるしかない。それが彼女にあっちにいけと言われる程度なら、告白すればいい。最悪の結果になったとしても、むしろ気が楽になって、幸せでいられるかもしれない」
「しかし、それをやらなかったらどうだろう。あるいは、気づくべきことを見逃していたり、軽率な行動をとったりしたらどうなるだろう。絶対にうまくいくはずがない。労力の無駄遣いにしかならない」
「だから、動き出す前に状況をつかむことだ。彼女がいつも何を飲んでいるか、何を見ているか、冗談が好きかどうかを確かめておくことだ。これができれば、仕事、趣味、遊び、人間関係など、どんな努力をするにしても、必ず成果につながるだろう」
「状況を把握すること。そうすれば、成功のチャンスと、恐れに立ち向かう能力が生まれる。ただし、恐怖を克服するための対策は必要だ。あらかじめ準備をしておかなくてはいけない。大好きな彼女とどうして話していいか分からないような人間が、いったいどうやって気持ちを伝えようというのだ?」
「だからまず、話し方を学ぶ。話し方や歩き方を学んでから、やってみる。必要なことを学んだ後でさえ不安だというなら、それは弱虫だ。そこまで弱い人間には、もはや解決方法はない」
byヒクソン・グレイシー