トラスト柔術アカデミー鹿児島・出水鶴柔術♪
「私が人生最大のプレッシャーを経験したのは、十九歳で初めてノールールの試合に出たときのことだった。確かに最悪の対戦相手だった。当時私の体重は七十二キロだったが、相手は九十八キロもある三十歳ぐらいの男だったのだ」
「他の州の選手だったために名前は聞いたことがなかった。ある日、父と一緒にリビングにいると、その選手のマネージャーが電話をしてきて、自分が企画しているイベントに出られる選手はいないかと聞く」
「誰も出られないと思うと父が答えるのを耳にした私は、横から自分がやってみたいという合図を送った。そうすると父は、うちの息子が喜んで引き受けると返事した」
「するとその男は『それはいいが、こっちはプロだよ。百二十勝してたった四引き分けだ』と言う。それでもぜひ闘いたいと私が言い張ったので、試合が組まれることになり、一ラウンド十分ずつで、合計三ラウンドと決まった」
byヒクソン・グレイシー