「現代を生きるほとんどの人は、仕事の成功、家庭を持つこと、その他、幸せになるために必要な何かを求めて闘う戦士だといえる。人は幸せになるために生まれてくる。人生が意味のあるものになるかどうかは、自分の幸せにかかっている」
「どんなに上司に気に入られたとしても、幸せでない人生など無駄だ。幸せの意味を知らないまま死んでしまう人生など意味がない。サムライは幸せだったという意見には、やはり賛成できない」
「サムライは奴隷で、確かに優れた能力を身につけた正しく生きる人々だった。誇り高い人々だった。しかし、幸せとはかけ離れている。人は、幸せを追求することにこそ全力を注ぐべきだと、私は固く信じている。人が生きている理由はそれしかない」
「また、幸せは、何かに自分を捧げることと大いに関係があることも、強調しておこう。人の力になること、人を助けることで、私は幸せになれるし、それも私の幸せの一部だ。そして、また自分らしく暮らせることも私の幸せなのだ」
「誰のために自分を犠牲にすれば、私は弱い人間になるだろう。自分の好きなものを食べるわけにはいかなくなり、どうしても与える一方になってしまう。しかし、バランスよく与えたり受け取ったりを繰り返すことができれば、心穏やかでいられるし、幸せになれるのだ」
「これらをすべて心に刻んだ上で、自分を世界の中心に置いて、今やっていることを見直すべきだ。もし幸せでないなら、子供たちにできるかぎりのものを与えてやれないし、会社でも全力を発揮できない。家庭など自分のそばにいる人たちに、輝くばかりのひらめきや創造力を感じさせることもできない」
byヒクソン・グレイシー