「自分な特にどういうストレスを感じるのかを知ることだ。そして、なぜそこでストレスを感じるか、そのストレスを最小限にするために何ができるかを考える。最初は難しいかもしれない」
「『そんな余裕はない。一日十時間も必死で働かなくちゃいけないんだ』と言いたいかもしれない。では、労働時間を縮めて五時間にできないだろうか?『無理だ』。いいだろう。では仕事の後に、格闘技の練習をするか、野球をしに出かければいい」
「何でもいいから気晴らしをして、少し自分を楽にすることだ。十時間労働をこなして電車に乗って家に帰るだけの同僚に同情すればいい。世界で最も重要なはずの自分が、十時間も必死で働いているのなら、何か少しぐらいの見返りがあってもいいはずだ」
「必ずその資格がある。頭をリフレッシュするために、少なくとも一時間は楽しいことに使ってもいい。車がオイルを替え、タイヤを替え、あれこれ修理をしなくてはいけないように。仮に乱暴な乗り方をしてめったにメンテナンスしなくても、確かに車は走る」
「しかし、必要な修理をしなければ、結局は壊れて動かなくなってしまう。自分にもそうやって愛情を注がなければいけない。与えるばかりでは、いずれ衰えてゆき、ストレスに苦しみ続けて、あっさり癌で死んでしまうか、苦しいだけの将来が待っていることになるはずだ」
byヒクソン・グレイシー