
来る5月6日(火曜祝日)に、第9回『Road to R.O.M.A.N.』を下記の通り実施します。
……柔術の本質とは何でしょうか?
5分~10分という限られた時間・決められたルール内で優劣を競う「スポーツ柔術」も価値あるものだと思いますが、私は時間無制限のバーリトゥードの中で自分の身を守りつつ、サブミットできるまで相手が弱るのを待つ「セルフディフェンス」こそが柔術の本質・原点だと考えています。
そして、ごく一部の限られた試合強者の為の「スポーツ柔術」よりも、格上相手の厳しい試し合いを「サバイブ」し、「セルフディフェンス」を実践できる弱者を増やすことが今の柔術に求められていると日々感じています。
私が主催する『Road to R.O.M.A.N.』では、ノーポイント・サブミッションオンリー、長い試合時間を設定しており、このルールならば、競技特化した柔術家だけでなく、MMAファイター・柔道家やレスラーも、同じフィールドで戦う事が可能となります。
『Road to R.O.M.A.N.』を通して、勝ち負けではなく、自己を見つめ直し、お互いに技量を高め合う試合…試し合いをしませんか?そして、この試合経験を通して、参加者の皆さんに改めて「柔術とは何か?」「武道・格闘技の原点」を考える契機になって欲しいと考えています。
1.コンセプト
(1)『Road to R.O.M.A.N.』は、「セルフディフェンス」「サバイブ」という柔術の本質に還ることを目的に指導している生田のグレイシー柔術観を体現するモノとして考案された試合形式です。
5分~10分という限られた時間内で優劣を競う「スポーツ柔術」の価値を認めつつ、それとは一線を画した形でノーポイント・サブミッションオンリー・判定無しの引き分け有という点に特徴があります。
(2)『Road to R.O.M.A.N.』そのものはトラスト柔術アカデミー鹿児島における支部間の交流試合を基礎としつつ、他の団体からの参加を認めるオープン形式で行われます。
また、DUMAU・連盟と言った公式試合に「出られない・出たくない」人のための昇帯審査の場としても利用される事を想定しており、年3回程度の開催を予定しています。
2.ルール
(1)1(1)で述べたように、ノーポイント・ノージャッジ(アドバンやルーチは一切ありません)・タイムアップ即引き分けで、勝敗は(引き分け以外)サブミッションのみによる決着とします。
(2)ルールは※WNOに準拠します(≒連盟・茶黒・ノーギのルール)。
今回から、目突・金的・打撃等のいわゆる危険行為の他に、選手の身の安全を考慮して、飛び付き技(飛び付きクローズドやカニばさみ)とヒールフック(アオキロック等の派生技も含みます)も禁止行為とします。
バスターは、故意によるモノ以外は反則になりません(受身を取る意識を忘れずに!)。
但し、ケガ防止の観点から立会人(=審判)による見込みタップを採用します。
(3)試合時間は、キッズ5分・白青帯10分・紫帯以上15分です。
他に、「スーパーファイト」として、最長30分の試合を組む事があります。
(4)試合ではギまたはノーギの着用を義務付けますが、ギVSノーギという可能性もあります。
3.開催日時
開催日時:5月6日 午後1時~
開催場所:西原商会アリーナ(下記リンク参照)
https://nishihara-shokai-arena.jp/access
参加費:一人2千円(2試合まで申し込み可。申し込み時に試合数及びギ・ノーギの別をお伝え下さい)。なお、別途アリーナの使用料を払う必要はありません。
なお、今回のRoad to R.O.M.A.N.から、友好団体であるnico mma dojoの新たな試みである「MMAを安全にトライ」できる『ボクレス』の試合も数試合開催予定です!!!
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※マッチメイクにおいては、なるべく両者に差が出ないよう事前調整をしますが、本大会は「引き分けも勝ちに準ずる」というコンセプトの下に運営していますので、体重にして最大10kg・帯の色ひとつ程度の差が生じ得ることを予めご了承下さい。
※(WNO、北米のプログラップリング大会、WHO’S NUMBER ONEの略)
※ 過去のRoad to R.O.M.A.N.(オールドスクール柔術大運動会)GIDĒON & COUNT COMBAT含む試合動画
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《トラかごチャンネル》
https://youtube.com/@trust-jiujitsu-kagoshima?feature=shared