「悪いことだと知りながら、やったこともあった。自分ならやれるということを確かめたかっただけだ。あるいは、自分はこんなに強いということを人に見せつけたかっただけだ。つまらないプライドのためだった。リオという混乱の都市で、私は年上のギャング少年たちにかわいがられていた」
「当時の私は、自分もみんなと同じぐらい強いことを証明して、兄貴たちを感心させたかったし、かわいい弟分として、車に乗せてもらったり、行動をともにしたりできる特別な少年でいたかった」
「しかしそれは簡単なことではなかった。危険なこともいろいろやったが、そのときの私には、手の届かないところへ自分を引き上げてくれる、てこのようなものが必要だった。しかし、一目置かれるようになり、仲間として認められたあとは、もうバカな真似をする必要もなくなった」
「やらなくてはいけないときがある。しかし、今また同じ場所へ戻る必要はない。それは本来の自分ではないからだ。私は悪い男ではない。やむにやまれず、良くないことをしてしまった過去を持つ男だ」
「今、百万ドルを見せられても、同じことを繰り返したりはしない。しかしそれでも、私はかつてやったことを後悔してはいない」
byヒクソン・グレイシー