
「たいていの相手は、攻撃と防御の中間にあたるポジションを好むだろう。その最も安全なポジションについた相手をコントロールするには、技術が必要になる。体重のかけ方、バランス、ギブアップを取れる技のバリエーションが必要だ」

「真剣勝負なら、両者が同時に安全なポジションにつくことはありえない。私の経験上、そんなことは起こるはずがない。どちらかが正しいポジションにいるなら、相手は間違ったポジションにいるはずなのだ」

「ある瞬間どちらも安全なポジションにいたとしても、どちらかが飛びかかれば、相手も必死で跳ね返す。そして、どちらかが負ける。私には確かな技術があるから、相手のほうが自分のポジションを守るために、多くのエネルギーを使うことになるのだ」

「たとえば、一分経過したところで、どちらもエネルギーが『満タン』だったとしよう。そこで相手が主導権を握ったとする。しかし技術レベルでは、相手に多くのエネルギーを使わせることができる」

「相手は攻撃を仕掛けてくるだろうが、私は正しい角度をキープしているから、たとえ主導権を握られていても、チャンスさえ逃さなければ、私には有利な展開となるはずだ」
byヒクソン・グレイシー
