
「自分にそんな力がないという人は、自分の気持ちを確かめておらず、何が起こっているのか分かっていないのだ。あるいは、弱いのだ。現実が見えていない人間に、変わろうとしない弱い人間にチャンスなどない」

「だから、現実を知り、強くなり、必要な変化を起こす力を持たなくてはならない。それしかない。牢獄の扉を開いてもらっても、本人が出てきたくないというなら、どうしようもない。可能性があるのに利用したくないというなら、どうにもならない」

「忘れてならないのは、自分のためにチャンスをつくることができるのは、自分だけだということだ。結局のところ、世界の中心にいてすべてを生み出しているのは自分自身なのだ。もし経済的な事情があるなら、努力すればいい。感情的な問題なら、努力すればいい」

「組織の問題でも何でも、同じことだ。作戦を立て、現実を見つめ、自分の精神力を信じるしかない。サムライの哲学で私が素晴らしいと思うのは、信じるもののためなら喜んで命を捧げようとすることだ。私はいつもその精神に酔いしれる」

「昔、一編の詩に心を打たれたことがある。ーーーこの美しい花、サムライの花、桜。信じられないほど美しいその花の名は、桜。しかし美しさは、長くは続かない。すぐに散ってしまう。生と死を繰り返すのもまた、人のさだめーーー」
byヒクソン・グレイシー
