「ハンディキャップのある人が、プロのサッカー選手になるという夢を持てるだろうか?それはまず実現しそうにないが、YouTubeのクリエーターならイメージできる。できることは必ずあるのだから、努力を惜しまず熱心に取り組めば、チャンスがやってくるだろう」

「それでも、自分の力を出しきらなければチャンスは通り過ぎてしまい、つまらない人生を送ることになる。最悪の場合、浴びるように酒を飲んで、人生が台無しにになるかもしれない。自分の上に大きな可能性が広がっているのに、今のままでいいと思っている人が多すぎる」

「これは悲しいことだ。残念だが、私にはどうすることもできない。人生は自分で変えるしかない。他の人はともかく、私には、人の生き方を変えることなどできない。私の意見を聞いて、明日から実行するかどうかは自由だし、それで人生が変わるかもしれないが、いずれにしろ本人次第だ」

「もちろん、私の意見が前向きな影響を与えられれば幸せなことだが、私がやらなくてはいけないのは、その意見を述べることだ。道場のマットに足をのせたことのない人々にまで、柔術の力を伝え、世界を変えることに、私は全力を注ぐ。私の人生は柔術そのもので、人生の何もかもを道場で学んだ」

「そのすべてを、道場のマットに一度も触ったことがなく、たぶんこれからも触らない人たちに伝えようとしている。私の意見やアドバイスの中から、興味を持ってそのいくつかを受け入れてくれた人でも、この先、道着を着ることは一度もないかもしれない。それでも人生を変えることはできる」

「信じれば変われる。あるい今の、『考えたこともなかったが、恋人とは別の道を行こう』と言えるなら、すぐにでも人生を変えられる。すべては自分次第だ。私は自分の使命を背負って生きていくし、誰もが自分の選択を背負って生きなくてはならない」
byヒクソン・グレイシー