
「私が、もう闘わないと決めたとき、ファイターとして、最強の男を目指し続けた毎日が終わった」

「私はずっと柔術を教えてきたし、いつもグレイシー一族の顔として、挑戦を受け、闘い続けてきた。素晴らしい待遇、最高の対戦相手、高額のファイトマネー…… 」

「何でも手に入った。待っているだけで、興行主が試合の話を持ってきた。それが私の生活だった。しかし、身体のことも含め、いろいろな事情が重なって引退を決意した」

「これから自分を見つめ直し、次に何をするか考えなくてはならない。では、闘うこと以外に、どうしてもやりたいこと、自分を高められることといえば、何があるだろう」

「そう自分に問うと、柔術というスポーツの役に立つこと、そして、自分の知識を人々に伝えることしか残っていなかった」
byヒクソン・グレイシー
