「私はずっと『グレイシー柔術』という旗を掲げて先頭に立ち、ヒクソン・グレイシー・アソシエーションという組織を率いて、所属する選手や団体の面倒をみてきた」

「しかしこれからは、視野を広げて、『柔術』という旗を掲げなくてはいけないと考えた。それはつまり、これまで競い合ってきた団体さえも歓迎するという意味だ。そこで私は、ヒクソン・グレイシーの競技チームをクロンに任せた」

「そんなことを考えるようになったのは、どのトーナメントに行っても、いろんな選手が握手を求めて来ては、ファイターとしての私がどれほど刺激的で素晴らしかったかを語ってくれることが多かったからだ」

「自分の使命は、グレイシー一族の旗を守ることだけではない。格闘技界全体の情熱を支えるべきだと気づいたのだ」

「どんな団体に属しているかにこだわらず、あらゆる選手を支えることができれば、やりがいのある仕事になるに違いない」
byヒクソン・グレイシー