幸せは、まるで薬を飲むように、毎日少しずつ感じるものだ

「幸せについて考えるとき、遠くの方にぼんやりと、夢のような世界を思い浮かべる人が多い。大金持ちになって、家族がみんな健康的で、すごい仕事をしていて、などとイメージを描き、幸せを、まるで天国で暮らすことのように考える」

「そんなことが実現することなんて、まったくあり得ないのに。現実の生活においては、何にでもサイクルがある」

「健康には波があるし、家計は楽になったり苦しくなったりして、ストレスは増えたり減ったりする。仕事が多いときもあれば、少ないときもあるし、仕事に出なくてはいけないのに、具合が悪い日だってあるだろう」

「何もかもが動いているのだから、幸せも変化して当たり前だ。だから、いろいろな問題がある毎日の中に、幸せを見つけなくてはいけない。幸せとは、どこか遠いところから、ふいに訪れるものではない」

「何もかも手に入れた人だけが幸せなのでもない。幸せは、まるで薬を飲むように、毎日少しずつ感じるものだ」
byヒクソン・グレイシー


