ベストを尽くせよ

「子供本人よりも、自分たちの野心やエゴを優先する親もいる。たとえば子供にサッカーの才能があるとしよう」

「他のチームと試合をするたびに、次々と点を入れ、『うちの子はすごい!』と親は喜ぶ」

「しかしある日、我が子のミスが原因でチームが負ける。すると親は、『あんなミスをするなんて。何やってるんだ!』と怒る」

「すると子供は『あーあ、パパをがっかりさせちゃった。パパの期待も、学校の期待も、みんなの期待も裏切っちゃった』と考えて、最後には『もういやだ。サッカーをやめたい』と言うだろう」

「これはサッカーが嫌いになったのではなく、点を取れというプレッシャーのせいだ。きっと点を取るだろうと周りから言われ、サッカーを通して子供を成長させたいなら、腹を立てずに『ベストを尽くせよ』と言い、たとえミスをしても『がんばったな』と言うべきだ」
byヒクソン・グレイシー


