彼の代わりをどうやって探したらいいのか途方に暮れている

「南北戦争が勃発すると、アーチボルド・グレイシー三世は南部連合川についた。戦争がはじまったときは少佐だったが、最大級の激戦で英雄的なはたらきをし、二十九歳で准将に昇格」

「一八六四年のバージニア州ピーターズバーグ包囲戦では、北軍を食い止めるために〈グレイシー・セイリエント〉と呼ばれる砦を築いた。塹壕や掩蔽壕、障害物、追撃砲用の穴を終結した要塞の傑作だ」

「九ヶ月に及ぶ包囲戦中、南軍司令官ロバート・E・リーがグレイシーの陣地を視察に訪れた。北軍陣地から数百メートルしか離れていないのにリーが壁の上から敵兵の様子をうかがおうとすると、グレイシーは壁をよじ登って南軍司令官の前で人間盾となり、驚かせた」

「『グレイシー、殺されるぞ』リーは言った。『将軍、あなたが殺されるより私が殺されたほうがましです。あなたが倒れるときは私が倒れるときですから』ロバート・E・リーは南北戦争を生き延びたが、アーチボルド・グレイシー三世は生き延びられなかった」

「ピーターズバーグでグレイシーが追撃砲を受けて死亡したという知らせを受けたとき、リーは次のように書いた。『私にとって大きな悲しみだった。彼の代わりをどうやって探したらいいのか途方に暮れている』」

byヒクソン・グレイシー

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