「本当に力のある強い男は暴力になど頼らず、必要のない攻撃はしない。抑制がきき、穏やかで、自信に満ちている。どうしても行動にでなくてはいけないと感じたら動くだろうが、問題が解決すればすぐに安らいだ心に戻れる。落ち着いた気持ちでいれば、無駄な攻撃をしなくてすむし、むやみに人を傷つけなくてすむ。痛めつけるだけの理由のある相手なら別だが、普段は人を傷つけようなどと考えないでいられる」
byヒクソン・グレイシー

柔術はセルフディフェンスです… セルフディフェンスは自分自身を護るだけでなく相手と戦う場合も必要以上に傷つけないように抑制がきかないといけません。

セルフディフェンスは落ち着き抑制のきいた状態に自分自身をおかないといけないですが… スポーツ競技では真逆のことを要求されます。

短い時間制限の中で攻撃的に必死になることや、動きを止めたらいけないことや、相手を仕留めないといけないことなどなど… およそ凡人などは落ち着いて抑制のきくような状態ではありません。

柔術の攻撃的な部分… 絞技や関節技や寝技は柔術の本質ではなく、柔術の本質は老若男女問わず誰でも嗜むことのできるセルフディフェンスなのです。