「格闘技の場合、他のスポーツ以上に精神的な強さが問われることが多い。対戦相手に呑まれた状況で戦えば、勝てる見込みは薄い。相手に呑まれまいと闘争心を前面に押し出す選手は少なくない」

「心を折られてはならない。と考えるからだ。でもその考えが正しいとは思わない。マーシャルアーツ(総合格闘技)とは『闘いの芸術』という意味だ。言い換えれば『生き抜くための芸術』だ」

「その行き着く先には死がある。だから、時に野生の本能を呼び起こす必要もあるだろう。だか、それだけではない。私が理想とする闘いについて話そう」

「自分が生きて、トレーニングをして、培ってきたものを出し切り、その上で個性を光らせられれば、それが望ましい」

「単に力持ちの大男が『大金をやるから相手をぶちのめせ』と言われ、マーシャルアーツの理念も知らずに暴力を振るまうのは、芸術ではないだろう。勝ったとしても負けたとしても、そこに意味があるとは思えない」
byヒクソン・グレイシー