「キモやタンク・アボットのような悪玉をホイスやケン・シャムロックのような善玉と戦わせることで、UFCはどんどんプロレス化していった。善と悪の戦いがプロレスの図式だからだ」
「私がサムライと武士道精神発祥の国、日本でしかプロの試合をしなかったのはけっして偶然ではない。ヨーロッパの騎士たちの騎士道精神と同じように、日本のサムライ戦士は武士道精神にのっとって行動する」
「彼らにとって武士とは単なる職業ではなく、生き方でもあった。この精神の定義は時代とともにわずかながら変化したものの、おおよそ正義、勇気、情熱、敬意、誠実さ、名誉、忠義といった言葉で表される」
「柔術のすばらしさを信じる私は、自分の指導の正しさを立証するために戦う義務があった。自分が道場で生徒に強いるように、自分の身を危険にさらしてすべてを懸ける必要があった」
「もちろん、大きな重荷が肩にのしかかってくる。勝つために全力を尽くすが、勝ちにこだわりすぎてもいけない。己の戦い方が変わってしまう危険があるからだ」
byヒクソン・グレイシー