「UFCとちがい、VTJではオープンフィンガーグローブを着用する。八分ニラウンド(決勝のみ八分無制限ラウンド)制だ。八人によるトーナメント戦で、優勝するにはひと晩で三試合に勝たなければならない」
「先入観を捨て、あらゆる可能性を考える必要があった。戦略や計画を持って臨んではならない。誰が相手になるかわからないからだ。出てきた問題に反射的に反応して解決する必要がある」
「私にとって試合は厳粛な祝祭だ。自分がどれだけの鍛錬を積み、どれだけの犠牲を払い、どれだけの猛練習を重ねてきたかを、家族や友人、生徒たちに見てほしかった。VTJ当日の朝、私は早めに会場入りして控え室でゆっくり昼寝した」
「目覚めると、命をあたえてくれた神様に感謝し、そのあと今日は死ぬにはふさわしい日だと実感した。私は人生の使命を果たした。自分の柔術と一族を代表してリングに上がる」
「相手が勝つには私を失神させるか殺すしかない。絶対にタップしないからだ。私にとって、これはスポーツではなく神聖な名誉の場だからだ」
byヒクソン・グレイシー