「戦いと人生には、いつも思慮深く取り組んだ。なにより大切なのは、自分が楽な状態にあり、気持ちにぶれがなく、相手を思いどおりに誘導できることだ」
「苦しい状態が続けば敗勢に向かう。相手の苦しさを測り、状況を活かす。狙撃手のモットー『一撃必殺』が好みだが、私の状況は狙撃手のそれとは異なる」
「距離に余裕がないからだ。何百メートルか離れたところからライフルで仕留めるスナイパーより、相手との関係性がずっと濃い」
「どう仕留めるかは見当がつかないが、相手がパニックを起こすような苦しみをあたえられる確信はつねにあった。マウントを取れば相手はたちまち苦しくなる」
「こっちがマウントを取られても、相手にゆったり構えさせはしない。ウパ(首を使ったブリッジ)と肘でエスケープに努め、相手を手一杯にさせる。戦いの主導権を握れるよう、相手を不安定にし、後手に回らせる」
byヒクソン・グレイシー