「あるときは自分に目隠しをして見ないでチョークを決めようとした。また目を閉じて試合をして、触った感覚や直感を磨こうとした。少し高いところに求めるべき何かがあると感じて、そこに近づくために、いつも自分を磨く方法を考え続けていた」

「私はいつも怖かった。自分と同じぐらいトレーニングを積んで、自分より強くなった人間がどこかにいるのではないかと思っていた。だから常に、頂点にいたときでさえ、さらに大きな問題に挑んで自分を高めようとした」

「上るべき場所をいつも必要としていて、それが私に、終わりのない進化の階段を与えてくれた。その頃の父との関係について、特に柔術に関してどうだったのかと質問されることがよくある」

「父と私が一種のライバル関係にあったのではないかというのだ。しかし、それは違う。私にとって父は、永遠の師匠であり、支えてくれる人だった。私を本当にかわいがってくれた」

「父が信じたもののすべてを象徴する存在として私を見ていてくれたし、いくら強くなっても間違ったことをしない人間だと信じていてくれた」
byヒクソン・グレイシー