
10畳ほどの道場で、道場としては狭いです。
だがそれがいい!!
競技柔術はパワー・スピードなど超人的な身体能力、特殊な身体の動かし方や、その特殊な身体の動かし方を使った技を出すために広いスペースが必要です。
狭い道場はすぐに詰まり、強制的にでも相手と深く繋がります。
深く繋がることで、身を守りながら相手の体幹とコネクションする間隔やコネクションを通して伝える伝わる見えない力の流れ、ベクトルやアングルなどを、じっくりと感じることができ、その見えない力を使って闘える力を養うことができます。
柔術は深く繋がる武道… 深く繋がれなければ闘う必要はないので逃げればいい。
今の競技柔術が悪いとは思いませんが… 誰もが強くなれる弱者の為の柔術とは、ほど遠い誰もができない強者のみの柔術になっているような気がします。
誰もが対等であった千利休の茶室のように、トシさんの狭い道場は誰でも強くなれるセルフディフェンスである柔術を養うことのできる本当の道場です。
