
「リングに着いたときは、会場の騒々しさに驚いた。ブラジルのスポーツファンは激情的だ、『そのガキを殺せ!』と誰かが叫んでいる」
「ズールはすでに有名で、私はリオから来た無名の挑戦者にすぎなかったので、私のほうが先にリングインした」
「相手はリングに上がると醜悪な顔をつくって私を見おろし、狂ったようにその場で跳ねまわった。場内がヒートアップする。子羊がライオンに食われるところを見られるぞと」
「ゴングが鳴るや、ズールは突進してきた。私はぎりぎりまで待ち、タックルにきた顔面に強烈な膝蹴りを入れた。勢いでそのまま後ろに倒されたが、ノックアウトを確信した私はプロ初勝利をどう祝おうかと考えていた」
「ズールが立ち上がって頭を振り、歯と血を吐き出して、ふたたび攻撃してきたときの驚きを想像してほしい」
byヒクソン・グレイシー
