HOME > blog > blog 人生最悪の体験だった 2025年1月25日 「試合当日、私は自分に言い聞かせた。『ヒクソン、お前には思い通りになる強力な技があるじゃないか。うまく使えば、必ず結果が出せる』。試合が始まってすぐ、膝を使うチャンスがやってきた」 「実は今でもそのときの傷跡が残っている。相手が近づいてきたとき、私は少し下がって力いっぱい顔面に膝蹴りを入れた。当たった瞬間、相手が気絶するだろうと思うほどの衝撃だった」 「ところが敵はあっさり体勢を立て直すと、歯を一本吐き出して、もう一度向かってきたのだ。『くそ、これは予想外だ』。さらに八分間闘い続け、第一ラウンド終了のベルが鳴ったとき、私にはもう体力が残っていなかった」 「すっかり消耗しきっていた。コーナーへ行き、父に言った。『父さん、もうだめだ。試合を続けるなんて無理だ』。すると父は『そんなことはない。あいつのほうが参っているじゃないか。もう一度行って、やっつけて来い』と言う」 「私は断ろうとした。『父さん、嘘じゃないんだ。くたくたで、もうだめだ』。兄はバケツに入った冷水をあたまから浴びせ、リングに戻れと繰り返し叫ぶ。それは確かに人生最悪の体験だった」byヒクソン・グレイシー Twitter Share Pocket Hatena LINE URLコピー -blog