
トラスト柔術アカデミー鹿児島・持永木材グレイシー柔術クラス♪
「父と首都ブラジリアへ行き、キング・ズールがパオロという巨人と戦うところを見た。ズールが小さく見えるほどの巨体だった。リオでは長らくバーリトゥードが違法とされていたので、私は生のバーリトゥードを見たことがなかった」
「ブラジリアの観客は敵意と攻撃性に満ちていた。古代ローマの大競技場もあんな感じだったのだろう。離れたところで胴元が賭け率を出し、観客は大声を張り上げて選手を褒めたたえ、あるいは罵倒する。スポーツマンシップのかけらもなく、会場じゅうに純粋な狂気が漂っていた」
「試合がはじまると、ズールはパオロを頭上へ持ち上げ、キャンバスに叩きつけた。彼の代名詞ともいえる、テクニックより怪力にまかせた技だ。ズールが目を強く突いてパオロが戦闘不能になったところで試合は終わった。熱狂的な観客と試合の残忍さ。この経験は私を畏怖させた」
「ズールに頭から叩きつけられずにすむよう祈ったが、自分も馬鹿てまはない。避けられるとも思った。リオに戻ってからはできるだけ強い選手と練習し、毎回チョークやアームロックをかけられた体勢、マウントを取られた体勢からはじめた。苦しい状態であればあるほどいい」
byヒクソン・グレイシー

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