「カーロスは人生の早い時期に起きたふたつの死に大きな影響を受けたようだ」
「若いころ、当時の婚約者が腸チフスにかかり、高熱を出して窓から飛び降り亡くなった」
「悲痛に打ちのめされたカーロスは自殺まで考えたという。その十年後、最初の妻で六人の子の母親でもあったカルメンが結核にかかった」
「彼女が療養所に入ると、カーロスは、この病はきわめて伝染性が高いという医師の警告にも取り合わず、自分もその療養所に詰めた」
「感染の危険に身をさらしながらも、一九四〇年にカルメンが亡くなるまで彼女のそばを離れようとしなかった。奇跡的にカーロスは感染を免れた」
byヒクソン・グレイシー