
「父は私がいくら勝利しても浮かれることがなく、私が勝つのは当たり前だと思っていた。父には私が必要だった。父の柔術が最高であることを証明するために、私はつねに挑戦者と戦う用意をしていたからだ」
「エリオはカーウソンの道場に私を連れていくのが好きだった。『おまえの柔術のほうが私の柔術より優れていると思うのか』と父はカーウソンに言っていた。『私の息子はおまえのところでいちばん強いやつらにも勝てるぞ』カーウソン・グレイシーは情に厚い男だったが、超のつく負けず嫌いでもあった」
「闘鶏でもポーカーでもバーリトゥードでも。騒乱と混沌の中心が彼にとってはいちばん心地よい環境なのだ。競技大会では大声を出して審判を威嚇し、みんなを怒らせた。当時最大のライバル関係はカーウソンとホーウスだった」
「競技大会ではひとつの階級にふたりしか出せない。ホーウスの生徒とカーウソンの生徒とホリオンの生徒の誰が代表になるかを決める予備戦は、いつも本選以上に熾烈だった。結局、私たちは道場をふたつに分けた」
「ホーウスとホリオンの生徒がリオの〈グレイシー・アカデミー〉を代表し、カーウソンの生徒がコパカバーナの〈カーウソン・グレイシー・アカデミー〉を代表する」
byヒクソン・グレイシー
