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ここで大きな変化が到来した

「一九八〇年、父のかつての宿敵で〝黒豹〟の異名を取ったヴァルデマー・サンタナから電話がかかってきたとき、たまたま話は父のそばにいた。三時間におよぶ伝説の一戦から約十年」

「ふたりはよき友人となり、あの試合は笑い話になっていた。父はヴァルデマーの話にうなずきながら、しばらく耳を傾けたあと、私に顔を向けてこう言った」

「『ヴァルデマーが言うには、北に無敵の男がいる。そいつと戦う男がうちにいないか知りたいそうだ。いるなら、一大イベントをプロモードすると言っている』『父さん、やらせてくれ!俺にやらせてくれ!』と私は頼んだ。エリオは私の熱意に心を動かされ、受話器に向かって言った」

「『ヴァルデマー、ここにまだ何の実績もない子がいる。思いきってやらせてみよう。私の息子だ』このころの私の暮らしはシンプルだった。十九歳。生まれ育ったアパートでまだ両親と同居していた」

「毎日猛練習し、指導員としてお金を稼ぎ、波があればいつでもサーフィンに出かけた。しかし、ここで大きな変化が到来した。プロの試合に初めて出場したことに加え、激しい恋に落ちたのだ」

byヒクソン・グレイシー

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