
「私は最初、このズール戦にあまり興味が湧かなかった。彼にはすでに勝っていたからだ。自分が戦うより、誰がこの挑戦を受けるのかに興味があった。デニウソン・マイアらルタ・リーブリの強豪やフラビオ・モリーナのようなキックボクサーが挑戦に応じるのではないかと期待していた」
「誰かがリオの名誉を守る必要があったし、それが可能な格闘家は大勢いた。誰かがズール戦に名乗りを上げるのは時間の問題だと思っていた。なのに三週間経っても何の音沙汰もない。誰も名乗りを上げないのだ」
「巨大なうねりが自分たちの海岸を襲おうというのに、沖へ漕ぎ出すのが怖くて高波などどこにも見えないふりしをしている。ただ、ほとんどの格闘家が怖じ気づいたのも無理のないことだった。当時彼らにとってバーリトゥードは未知の領域だったからだ」
「ノールールの試合は柔術の競技大会やキックボクシングの試合とは別物だ。グローブもマウスピースもファウルカップもなしで十分刻みのラウンドを戦い、勝敗はともかく、戦い慣れた居心地のいい場所を離れなくてはならない」
byヒクソン・グレイシー
