「柔術こそが最も優れた格闘技であることを多くの人々が知ったことは喜ばしい。かつて私がやっていた柔術は、すでに過去のものとなった。もう誰にも受け継がれてはいない」

「私の柔術は、体重の軽い者が重い者に勝つために作ったものであり、体重制限のあるスポーツとはまったく関係がないものだ。この本(「GRACIE JIU-JITSU MASTER TEXT」)は私が作ったものだ。私が知っている柔術は全てこの本の中に存在している」

「柔術を知らない人は、改めて思い出すことができる。自分は柔術をよく分かっていると思っている人にとってはその考えを直すことができる。そのために私はこの本を書いた。私が死んでも、本があれば私の柔術を残すことができる」

「すでにアメリカでは売っているそうだ。ホリオンは日本語に翻訳したいと考えているようだ。もしそうなれば、私は大金持ちになるのだが(笑)」

「私の柔術はセルフディフェンスのためのものだ。つまり、力の弱い者が、強い者から身を守るためのものだ。だが、今の若い柔術家がやっているはコンペティションに勝つためだけのものだろう」
byエリオ・グレイシー