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媚びへつらい、好き放題させるというなら、戦う覚悟もあるはずだろう

「一日か二日して、バイロン・アモナらハワイとアメリカのプロサーファーたちがブラジル初のプロサーファー、リコ・デ・ソウザの自宅兼サーフボード製作所にいることがわかった」

「グレイシー家がフォルクスワーゲン(VW)を駆っているのはリオの誰もが知っていたから、サーフボード製作所で働く現地人は、VWの車団が停止して私たちがどやどや降りてくるのを見て一目散に逃げ出した。窓から飛び下りた者もいた」

「このときは次兄へウソンも同行していたが、あとの二十人はほとんどがサーファーだった。私はみんなを外で待たせ、バイロン・アモナを探しに製作所へ入った。アモナのディック・ブルワーのサーフボードがあるのを見て、それを外へ持っていくよう友人に指示した」

「ボードの形を削り出す成形室でアメリカ人のひとりと話しているリコを見つけ、解決しなければならない問題があると伝えた。『バイロンとかいうやつがフォカのボードを壊した。何かしらの形で償ってもらう必要がある』私が戦闘モードに入っているのを理解したリコは、『頼むから、さあ外に出よう』と言い、私たちを連れ出そうとする」

「外の群衆を見てリコはその後の展開を察し、『お願いだから、ヒクソン、俺の事業をつぶさないでくれ!』と懇願した。私はこう告げた。自分の地元でハワイアンに媚びへつらい、好き放題させるというなら、戦う覚悟もあるはずだろう。リコは緊迫した空気を和ませようと努力したが、板挟みに遭って進退窮まっていた」

byヒクソン・グレイシー

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