トラスト柔術アカデミー鹿児島・持永木材グレイシー柔術クラス♪
「うちの子たちの性格はそれぞれが大きく異なり、同じことを教えるのにまったく別のアプローチが必要になることが多かった。私は彼らの友達でもあったが、それ以上に父親でもあった。いい父親であるためには制限を設け、子どもの成長度を見極め、彼らと心を通わせられる忍耐力と感受性を持たなければいけない」
「あるとき、子どもたちが好きなブラジルのガラナという炭酸飲料を買ってやった。ホクソンは夕食後に飲もうと、冷蔵庫の奥に隠した。それを見ていたカウリンは台所へ行き、ホクソンのガラナを飲んで空瓶に蓋をし、冷蔵庫の奥へ戻した。夕食後、ホクソンがガラナを取りにいくと、空になっていた。彼は私のところへ来て、『カウリンが僕のガラナを飲んだ』と訴えた」
「カウリンは何のこと、とばかりに、しれっとした顔で座っている。そこで私はカウリンに顔を向け、こう言った。『パパに噓をついちゃいけないよ。いますぐ本当のことを言いなさい。噓をつくよりそのほうがましだ』『わかった、私よ』と彼女は白状したが、それを訊いたのが私だったからだ」
「訊いたのがホクソンだったら否定して怒鳴り返し、必要なら戦っただろう。私にとっては厳しく罰するより正直に話してもらうこと、糾弾するより心を開いてもらうことのほうが大事だった」
byヒクソン・グレイシー
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